到着ゲートの周辺は深夜だというのに,すさまじい人だかり。みなさんワタシにものすっごい注視を浴びせます。ううっ
空港内は軍人さんもいっぱいです。カート(詳細はいずれ)をカミカミ,タバコをスパスパしながら警備をされています。もちろん脇には機関銃を携えて・・・
地球の歩き方に書いてあったルートで市内を目指すことを決めてはいましたが,如何せん深夜なので,タクシーは走っていても宿がありません。なので空港泊を試みます。
だけどまったく,現地の方々が立ち去る気配は見せず,ガヤガヤとしていました。明かりは煌々と着いていますし,袴の荷物も心配でしたのでまったく眠れず。
同じように朝を待つ,イタリアから来られたジャンルカさんと以前書いた中国からのおっちゃん・シェンさんと仲良くなりました。お互いのことや,旅のこと,もろもろを話しました。
すると,何だか人だかりに囲まれ始めました。どうやら私たち3人がとても珍しかったようで,イエメンのひとたちが寄ってきだしたようなのです。お互いカタコトの英語とアラビア語でコミュニケーションを取ります。
どっからきた?嫁はいるんか?日本はビジネスがすごいなぁ!イタリアはサッカー強いなぁ!バナナは好きか?
矢継ぎ早に質問が飛んできます。彼らはサウジアラビアから帰ってきたところだと言います。身なりはみぃんな粗雑で,大半が裸足でした。総じて右手の親指が緑色に染まっていました。総勢30人くらいの男性に囲まれると,さすがに息苦しいです・・・
と,あまりにうるさいからか,軍人に怒鳴られ,制止されてしまいました。
私たち3人は離れた座席に移動。すると,彼ら全員,正座をさせられてしまいました。
移動した座席に座っていたイエメン人の男性が話しかけてきました。かなり上等のスーツを召されています。アフマドさんというお医者さんだそうで,サウジのリヤドから帰ってきて,同じサウジのジェッダから友人が5:00着の便で来るので待っているそうです。
「あの大勢の人たちは何者ですか?」私はたずねました。
「ああ,彼らは不法就労者だよ。サウジから強制送還されて来たんだ」アフマドさんが答えました。
イエメン,初日からすごかったです。あまりにもすごい現実が,私の眼前に存在していました。確証を残すため,写真を撮っておきたかったのですが,空港内・近辺は撮影禁止でした。
つづきは次回。

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